「10才の子供に九段が負けるなんて情けない」というコメントを頂いたので、それについて少し喋ってみました。
囲碁のプロは初段と九段でも互先で打ちますし、段が上がるのは成績の積み重ねで、最高到達地点を表すものと考えれば良いと思います。
そしてプロ初段は実際よく九段に普通に勝っていました。予選の対局がこれほどクローズアップされることが今まで無かった為、目立たなかったのです。
囲碁棋士の世界は年齢が全く関係なく、10才と50才でも盤を挟めは対等です。子供が世界チャンピオンになることも不思議がないのです。
学習環境の変化で低年齢化が加速していますので、スミレちゃんに限らず、今後さらに皆さんの常識を超える事象が、増えてくるかと思います。でも私たちオジサン棋士も負けずに頑張りますよ!