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ニュースレター「みむいご通信」第1号をお見せします

毎週土曜の朝8時にメールで囲碁情報が届く「みむいご通信」
すでに配信したニュースレターの一部を抜粋して紹介します。

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🎉【みむいご通信 第1号】🎉
2025/5/17発行

こんにちは三村智保です。
ニュースレターのご登録、ありがとうございました。

初回ですので自己紹介を少しだけ書きます。
日本棋院の棋士紹介ページ

1969年生まれ1986年入段。棋士になって丁度40年目です。
千葉県市川市にて「囲碁サロン天元」「市川こども囲碁道場」を運営しています。
ブログ、SNS、YouTube、ポッドキャスト、インターネットでの情報発信を色々やってきました。

気になることは試してみて、進めながら考えていくタイプです。
この「みむいご通信」もそのように徐々に良くしていけたらと思っています。

それではよろしくお願いします。

◯今週のプロ棋戦トピック●

今週は「名人戦リーグ」と「本因坊戦五番勝負」をとりあげます。

【名人戦】

初登場の福岡航太朗七段がいきなり5連勝で凄い勢いです。まるで芝野虎丸さんが19才で最年少名人になった時のようですね

(日本棋院HPより)

5/16(木)に井山裕太さんとの全勝対決がありました。
福岡さんは早碁棋戦の竜星戦で優勝しており、その時の決勝の相手が井山さんでした。
すでに誰が相手でも堂々と自分の碁を打てる。自信を持っているという感じを受けます。

勝てば挑戦が濃厚という本局でしたが、127手という単手数で黒番井山裕太王座の中押し勝ちでした。
井山王座が全勝対決制し単独首位 福岡七段は初黒星(朝日新聞デジタル)

井山さんが判断力で差を見せつけた内容だったと思います。一気に差が開いてしまいました。
僅差で長い勝負になれば福岡さんも充分チャンスがあると思っていたので、私としては少し意外な結果ですね。

【本因坊戦】

5/14(水)の第1局は一力遼本因坊がほぼ完勝といえる内容で勝利しました。

一力本因坊が先勝(日本棋院)
本因坊戦第1局、25世本因坊治勲感想(毎日新聞)

挑戦者争いの本戦トーナメント

上野愛咲美さんが準決勝まで勝ち進み、女性棋士の最高記録を更新しました。孫喆七段も初の挑決進出。
そんな中で今年18勝4️敗と好調の芝野さんが、井山さんをおさえ挑戦を決めています。

五番勝負のスケジュール

(日本棋院HPより)
 番勝負では一方的に進んだ場合、第4局、第5局は無い場合もあるわけです。
「常盤ホテル」さんは、準備しても空振りになるかも知れない後半の対局開催を引き受けてくださる、貴重な宿の1つです。今回はそこで開幕戦というのがちょっと珍しいところです。

第2局は秋田県能代市で、現地で大盤解説会もあります。YouTube日本棋院囲碁チャンネルで中継も見られますね。
甲府での解説会は参加者が40名だったそうで、100名くらいは集まって欲しいですね。

ちなみに聞き手の茂呂有紗三段は三村門下。彼女は言語能力が高く、聞き手は得意だと思います。

◯今週の問題●

(問題図は省略)

◯あたらしい定石●

1図 金恩持九段ー△崔精九段

韓国の女流最高棋士決定戦3番勝負、第2局と最終局、連続してこの形が打たれました。
黒の崔精九段が研究して仕掛けた。そして連勝して逆転優勝につなげました。

黒2は昔は無かったハサミで、さらに黒4が知る人ぞ知るAI新手。
多くの棋士が驚かされた手です。私も始めて見たときは言葉を失いました。

2図

この手の代わりにツケコシなら難解定石に進んで行きます。ハザマが空いている△のハサミが意外に強力なのです。

3図

コスミに白1ツケると、そこでツケコシて行くらしい・・・△と白1があることで黒が少し有利になると言うのですが
私には全く分かりません!後をくまなく調べなくては打てない手なのです。

(解説の後半部は省略)

 

◯今週の三村九段⚫

私は5/19(月)に手合があります。

第51期名人戦予選B
三村智保九段ー田中佑樹三段

目立たないステージでの戦いですが、私含め皆必死の生存競争です。

 

 

◯「今週の問題」の答え⚫

アキ三角を打たないのがコツです。解けましたか?

📝 編集後記

予定していたよりも作成に時間がかかってしまいました。
メールの長さや画像の量はどうでしょうか?メールが重くて開けない、などの心配を少ししています。

それではまた来週お会いしましょう。三村智保

 


いかがでしょうか?

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