「怒ると負ける」のお話

こんにちは!三村智保です😃

私がプロ棋士として手合に勝つための心がけとして

「怒らない」

というものがあります。

独身の頃はあまり気にする必要も無かったのですが、家庭を持つようになって、子供たちに対してイライラする時がたまにあってですね・・・(私の息子はイタズラっ子ばかり)

対局に出かける朝にひと悶着あって、子供に怒鳴ってしまったりしますと

その日の対局の勝率は大分下がります。

これは妻に言われて気がついたことです。流石に良く見ています。

(私が勝つかどうかは家計に大きく影響しますから・・)

私は自分が短気で怒りっぽい事は自覚していましたが、対局前の感情状態が勝敗に影響しているとは全く気が付いてませんでした。

「怒りが脳のポテンシャルを下げる」

という事ですね。

これについては自分の記憶を振り返ってみても、納得感がありありでした。

道場で指導する時も、怒ると疲労が数倍になります。

それ以来、手合の前日くらいから「怒らない」努力をしています。

そもそも常時行うべき良いことで、自分が勝てる可能性が高まるなら正に一石二鳥です😁。

この意識を持つようになってから、怒りが湧いてきた時に「ハッと」気がつく様になりました。

この前までの私は

外では無意識レベルで怒りを抑えられる。

家では、身内には抑えずに出していた。

けっこう感情が激しい私は、出すときには大きく出る。

でした。自分にも子供たちにも、大変良くないことをしていたのです・・・

もっと早く学んでいれば良かったのですが、人生は常に「いまから ここから」です。
(by相田みつを)

そしてその後10年ほどの努力で、私があまり怒らない人になった。

訳では全然ないこと、このコーナーを読んでいる皆さんなら良くお分かりと思います😁。

かおり先生も家では良く怒る人ですが、自分や私の手合前には気をつけているのが分かります。(お金がかかってます)

ということで今回は

囲碁の棋士も「アンガーマネジメント」を頑張ってます!のお話でした。

もし私の様な怒りっぽい方がいて、対策を知りたい時には

アルボムッレ・スマナサーラさんの「怒らない」という本がとても学びやすかったので、お薦めします。