2020年以降、どこの店舗経営者さんも苦心してそうな「感染対策」
それの囲碁での事情について書いてみます。
私が知っているのは、経営している「大人囲碁サロン」と「子供囲碁道場」
そして「プロ棋士の対局」についてですが
今回はその中から道場のことをメインに書きます。
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▼囲碁道場での感染対策▼
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市川こども囲碁道場では以下の対策を行っています。
- 最初と最後に手洗いをさせる。
- マスク着用の義務付け。
- 検温
- 石や鉛筆、消しゴムを床に落とした時には自分で拾わせない。
(スタッフが拾って集めておき、後でまとめて消毒を行う。) - 碁盤の上に置く囲碁専用の飛沫ガードを用意。
などです。
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▼マスクに慣れた子供たち▼
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手洗い、マスクは子供たちもすっかり慣れていてスムーズです。
普段全ての生活がそうなので、もはや面倒だとかしんどいとか思うことすら無さそうで。
練習中のあくびも、今は気兼ねなく行えてるのでは無いでしょうか😅?
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▼検温は楽しい▼
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おでこにかざせば「ピッ」と瞬間測定してくれる検温器を道場に置いていますが、これがとても便利ですね😃。
(日本棋院で棋士の対局前にも使われています)
人数が多いと面倒な作業ではありますが、先生と生徒のふれあいが増す良さがあるなぁと感じてます。
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▼最大の難関は「碁石」▼
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何と言っても碁石が問題です。石を触らずに囲碁は打てません。
道場で指導する時に一番大変なのが「石を拾う作業」です。先生たちみんな頑張ってくれています。
囲碁を打っている時や練習中には、石が床に結構落ちるもので、小さい子ほど、落ち着きのない子ほど落とします。
そんな「ばらまき小僧君」が使う席を固定して、床に網を張っておけないか?とか対策を考えたりします😃。
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▼やっていないこと▼
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シニア世代のお客さんがメインの「囲碁サロン天元」では
全ての使用した石の消毒作業を毎日行っていますが、道場ではそこまでやっていません。
囲碁の石は1セット黒白あわせて360個あります。
それを20組、30組行うのは乾拭きだとしてもメチャクチャ大変です。
「盤上飛沫ガード」についても、買い揃えたもののあまり使っていません。
大人サロンでは使っているのですが、子供たちには邪魔で打ちにくく、集中の妨げになるデメリットが大きいようです。
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▼囲碁は「手談」▼
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囲碁は向かい合って打つものですが、対局中は基本「無言」で打つものです。
大人が趣味で楽しむ囲碁は、冗談を言い合いながら打つ方も多く、それが普通です。
子供教室でもそこを厳しくしないところもあると思いますが
市川道場では、生徒たちに正しい作法で打つ囲碁を教えたいと思っていて、対局中のおしゃべりは禁止としています。
囲碁のことを別名「手談」と言います。
言葉でやり取りをせずとも、囲碁の打つ手で互いの意志が通じあえるからですが
お子さん達がそんな上質な囲碁を楽しめる様になって欲しいと願っています。
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▼ということで結論!▼
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道場の生徒たちにとって最強の感染対策は
「おしゃべり無しで囲碁を打つこと」
です。
これが上手くいくと本当に指導する側は助かるのですが、そう甘くは無いでしょうね~😃