TFTとは
Teamfight Tactics(TFT)は、Riot Gamesが開発した戦略ボードゲームだ。8人のプレイヤーがキャラクター(駒)を集めて盤面に配置し、自動で戦わせる。チェスのように駒の組み合わせや配置が勝敗を左右する、一人で完結する頭脳ゲームである。
世界中に競技シーンがあり、プロ選手たちが賞金をかけて戦う。囲碁やチェスと同じく「運だけでは勝てない」ゲームとして、eスポーツの中でも独自の位置を占めている。
mori選手が地域予選を制覇
2026年3月6日から15日にかけて、アジア太平洋地域(日本・韓国・台湾・ベトナム・東南アジア・オセアニア)のトップ64名が参加する地域最強決定戦「APAC Regional Finals」が開催された。賞金総額は50,000ドル(約750万円)。この大会の上位7名が、世界大会「Tactician’s Crown」への出場権を得る。
日本からは4名が参加。
結果は、mori選手が全体1位で決勝ラウンドに進出した。
10試合で60ポイントを獲得。10試合中7回がトップ3という驚異的な安定感で、平均順位1.83は全選手中トップの数字だった。
前世界チャンピオンの脱落
今大会で注目を集めたのは、前年の世界大会で優勝したZETA summertimer選手(日本)の存在だ。優勝賞金15万ドル(約2,250万円)を獲得した前チャンピオンだが、今大会では序盤に連続1位を取ったものの、その後4試合連続で下位に沈み、22位で敗退した。
連覇の夢は途絶えたが、代わりにmori選手が新たな日本の希望として浮上した。
アジア予選レベルから頂点へ
mori選手はプロリーグへの参加自体が今シーズンからで、アジア予選レベルの選手だった。それがわずか2シーズンで地域予選全体1位という結果を出した。本人は「かなり運がよかった」「出場者全員が格上だと思っていた」と謙虚に語っている。
日本人選手の結果
| 選手 | 結果 |
|---|---|
| mori | 全体1位(決勝進出・世界大会出場権獲得) |
| ZETA title | 11位(惜しくも決勝進出ならず) |
| ZETA summertimer | 22位(前世界チャンピオン) |
| ZETA yatsuhashi | 26位 |
次は世界大会
mori選手は3月27日から29日に中国・広州で開催される世界大会「Tactician’s Crown」に出場する。賞金総額470,000ドル(約7,000万円)、優勝賞金150,000ドル(約2,250万円)。世界4地域から選ばれた40名のトップ選手が世界一の座を争う。
アジア予選を圧倒的な成績で勝ち抜いたmori選手が、世界の舞台でどこまで戦えるか。続報を待ちたい。
シリーズ記事: