この60局のシリーズ、前半は韓国のネット対局「東洋囲碁」で打たれ、後半30局は中国「野狐囲碁」で打たれた。
かつて日本が絶対最強国だった頃に、中国の聶衛平九段が勝ち抜き戦「日中スーパー囲碁」で主将として連勝し、日本を倒した。
その「鉄のゴールキーパー」と呼ばれた中国囲碁界のレジェンドが、最終盤に登場となった。
本局のポイントは、右上ツケオサエ以降におきた隅の死活である。
聶先生としても30秒の早碁でなければ出なかったミスだと思うが、それにしても鮮やかな手筋だった。死活の場面でもMasterは魅せてくれる。