Masterの60局感想

Masterの棋譜感想30

 

 

この碁こそが最大の常識破壊の1局かも知れない。

 

序盤に2線を這うのは悪い。という基本常識を破り、低い位置に石を連ねて相手に外勢を作らせる。

悪いお手本そのままの打ち方で、形勢が不利になっていない事を、結果を見れば認めざるを得ない。

2線を這う時に厚くさせている筈の、相手の壁石を後から攻めていく事が、どうもポイントになっている様だ。

同じく我々を驚愕させた星に対する早期三々入りも、恐らくこの2線ハイからの壁攻めと関連して打たれだしたものだ。

 

ただし、いつでも2線をハイを打って構わない、と言うわけでは無いはずだ。どういう状況ならそれが許されるのか?ここをしっかり理解せずに使用すれば劇薬となりそうだ。

もちろん私もまだ全く理解出来ていない。

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