Masterの60局感想

Masterの棋譜感想18

「碁の神様が100だとすれば、自分が分かっているのは6程度だ」

と言った藤沢秀行先生の有名な言葉は、私は何度も直接聞いている。秀行先生が6なら三村は5か、4か。この場合の1の差は、僕らにとって非常に大きな差だ。

プロ同士で互先で良い勝負が出来る相手にも、碁の力量の差を明確に感じる事がある。1勝2敗ペースならかなりの差で、実績にも大差が現れる。さらに「先の差あれば師弟の差」となる。見えている世界が全然違うのだ。

60連勝したMasterは8だろうか、15なのだろうか。このまま上限無く伸びていくとしたら50、100になった時にはどんな碁になっているのか。

僕らが築き上げた棋理の延長にあるのか、全く違う世界なのか。

私はどちらかと言えば、ぶっ飛んだ打ち方で勝つのを見てみたい。

 

 

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