Masterの60局感想

Masterの棋譜感想06

この碁では、着手の入力ミスがあった事が後日明かされた。

入力係のミスによって、Masterが打つつもりでは無い手が打たれたのだが、それでも勝ったので、多少変だと思いつつもクリックミスだとは誰も疑わなかったと思う。ミスで打たれた手もかなり大きい手だったし、最善で無いと分かっていて打つ事もAIの碁には良くあるからだ。

本局の様な、中央の厚みに地がどれくらい見込めるのかという碁は、形勢判断が難しい。まさか終局までの手順を読むわけにも行かないから、現状を見て大まかに地を数えるよりない。これが結構ずれてしまう。

このまさかのシュミレーションをきっちりこなしてしまうAIは、形勢判断能力が非常に優れている。終局図までを想定して、勝つ手を選んでいるだけ。という感じなのだろうか。何ともおぞましい。

 

 

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