AlphaGoZero 人工知能の囲碁

Zero対Master棋譜感想20

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黒  AlphaGoZero

白  AlphaGoMaster   265手完 黒中押し勝ち

 

 

序盤の下辺での攻め合いは二段コウで、ここだけでも凄い読み合いという気がする。

 

そして上辺を6線に構えたMasterの手には驚かされた。

上辺を囲っているような、囲ってないような手だ。まさか下辺のセメアイに関係してあの位置にしたのか?と勘ぐってしまうくらい、得体が知れない印象を受けた。

 

ゼロから自己対戦のみで強くなったAlphaGoZeroの打ち方は、それ程僕らとかけ離れたものでは無かった。普通に星を打ち、僕らと同じ定石も打つ。

 

この20局は全て似ている布石なので、恐らく短期間に打たれたものと思う。

学習を続けるうちに、選ぶ布石も、定石の評価も変わっていくらしいから、Zeroのその後の棋譜が、とても気になるところだ。初手を5線、6線に打ったりする可能性もあるかも知れない。

 

僕らも成長とともに棋風が変わる。模様を張って攻めるのが好きだったのが、シノギ力の向上と共に地にカラくなっていき、更にずっと後で位の高い碁に変わる事もある。

この時点ではシノギが強くて実利重視のスタイルだが、更に殺す能力が高まって模様派にチェンジしたりしてたら面白い。

 

このシリーズの棋譜を見るまでは、Masterは無敵だと感じられた。それが崩されるのを見ていると本当に不思議だ。

そして、Zeroが強いのは良く分かったけれど、私はMasterの碁の方が好きだ。学ぶのにもMasterの棋譜の方が、自分には活かしやすいと感じているし、生徒たちにもその様に勧めようと思っている。

 

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