AlphaGoZero 人工知能の囲碁

Zero対Master棋譜感想19

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黒 AlphaGoMaster

白 AlphaGoZero   184手完 白中押し勝ち

 

 

毎度おなじみ、ゼロのシノギ勝ちの一局だが、途中から一方的になりMasterがあっさり土俵を割っている。

 

私はAIの知識が少ないので、いつも純粋に棋士として碁を見た感想を書くようにしているのだが、今回は少しだけAI囲碁開発の事情に触れてみたい。

 

AlphaGoZeroという、人間の棋譜を使わずに囲碁AIを強くするこの企画でGoogleから棋譜が発表された時に、Masterは20block、Zeroは40blockと表記されていた。

これはニュートラルネットワークの層の数を表しているのだと後で知った。

この20と40の差は、半端ではない差らしい。

 

つまり同じ性能のマシンで戦っている訳では無いのである。

2倍か、それ以上のスペック差が必要だったというのは、つまり人間の棋譜から学んだMasterの方が優秀である証拠と言って良いらしい。

これを持って、人間の棋譜無しで学んで強くなれる如くの発表がされた、そのまま信じてはいけない。それは彼らでさえ出来なかったのだ。

 

その後、囲碁だけでなく将棋、チェスもゼロから学べる「alphaZero」が発表され、3日でそれ以前の最強AIを超えるという話だったが

 

これも巨大なマシンパワーの差で行うからそうなるので、大学の研究室レベルの環境で行うなら、同じ技術でも年単位の時間がかかる。

 

僕ら棋士は、囲碁の真理を知りたい気持ちで一杯だ。しかしGoogleは商売でやっている。上手に宣伝している面もあるだろう。

私は書かれている通り信じてしまうタイプなので、本当に気をつけないといけない。

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