人工知能の囲碁

AlphaGoZero登場&棋譜感想

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2017/10/18 AlphaGoの新バージョンが発表された。

過去の棋譜データを使わずに、全くのゼロからAIに囲碁を学ばせたのだと言う。

これこそ私が待ち望んでいたものだが、引退と聞いて諦めていた。

 

その発表の内容は衝撃的だ。

2016年3月にイ・セドル九段を破った初代AlphaGoを、書いていて震えるくらいだが、何と3日で超えたと言う。

 

その後、40日目に最新版、最強のAlphaGoを倒した。

 

2017年5月に柯洁九段を圧倒して引退宣言をしたAlphaGoは、その後も密かに成長させ続けていたらしい。

 

それ自体、相当強化されていた事は想像できるが、ルールだけ教えられ後は自己対戦のみ、それで40日で超えられるとは、あまりに現実離れした話で度肝を抜かれる。

 

ひとまず発表された棋譜のうち、成長過程をコンパクトにまとめたと思われる3局を取り上げて、速報としたい。

 

1局目

 

 

これが最善の初手なのか?!と一瞬飛び上がったが、そうではなく、開始間もない初心者期の自己対戦棋譜だった。

 

 

2局目

 

 

布石を星から打ち、すぐ三々に入ったりしている。既にかなりのレベルだ。

 

 

3局目

 

 

これはもう、どれくらい強いかも判断出来ないくらい強い。これが最強バージョンかと思いきや、開始70時間の状態だそうだ。セドルバージョン超えくらいか。

 

この他にMasterを圧倒している棋譜なども見たが、どれも布石は隅から普通に打っている。

そして後の打ち方も、人類が築いて来た「棋理」とかけ離れている感じは無い。

 

ゼロから自己学習のみで、囲碁の長い歴史で生まれた定石手順を発見し、更にオリジナルの定石も生み出している。

そして、トンデモなく読めている(確認は出来ないが)印象を受ける。

 

AlphaGoZeroが、Masterや柯洁さんに勝ったAlphaGoを圧倒するものは、このヨミの力なのではないか?

そう時間が経たないうちに、著名棋士たちが研究し、コメントを出すと思う。

私も全ての棋譜に目を通しながら、それを楽しみに待つ事にしよう。

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