Google DeepMind Challenge Matchの感想④

第4局でついに人間が勝った。イ・セドル九段待望の初勝利だ。

 

3局目の一方的な勝利の後、本局も黒のAlphaGoが気持よく打ち進めている様に思えた。セドルさんの碁とは思えない程、抑えこまれていたと思う。

しかし中央で妙手を放った後にAlphaGoがミスを連発して崩れた。

 

白としては、中央で手が無ければそのまま負けを認めるしかない状況だった。渾身の勝負手がAlphaGoのヨミの盲点をついた様だが、そこでまだ冷静に対処していれば黒が悪くなかった筈だ。これまで恐ろしい程の強さを見せていただけに、不可解な乱れに本当に驚いた。

 

 

日本棋院の幽玄の間ネットでは、解説者の私はじめ観戦者一様「今日もダメか・・」という空気に支配されていた。

白78手目ワリコミ一発でノックアウトしたのは流石イ・セドル九段だ。やはりスターは違う。お陰で私も非常に明るい気分になる事が出来た。

 

最終局は本来ニギリ直しで先後を決めるが、イ・セドルさんが黒で打ちたいという提案をして受け入れられた。

AlphaGoは白が特に強く、それに勝ちたいとの事だった。厳しい戦いになるのは間違いないが、勝って終わる事が出来たなら感動的だ。

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  • CatsPaw

    感極まりました。いろんな意味で感動しました。
    めげないで立ち向かったセドルさん。
    連結クラウドコンピュータという圧倒的な計算量、エネルギー量に、生物のたった1.5kgの脳が
    優りうることを証明しました。
    また、AlphaGoが「碁を解明したわけではなかった」ことも証明してくれましたね。

    Q:「最後の砦」と呼ばれている、囲碁はどんな独特な質をもっていますか?
    三村さんのコメント:

    「コンピュータがクリアできないくらい奥が深いゲームだから。棋士にとっても、永遠に解けない謎の様なゲームだと思う。謎を抱えながら楽しめるのが囲碁だと考える。」
    このロマンが壊れないで良かった。

  • チャーリー

    盲点をつかれ動揺して乱れるなんて、まるで人間ですね。
    動揺するところまで学習しちゃったんでしょうか。

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